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口裂け女 2

オバケ度…
100% 
特定状況で「出る」  ○ 相手無差別に「出る」  ○ 
会話は不可  ○ 独自の論理   ○
異形の姿   ○

口裂け女の研究

口裂け女については、前回書けなかった話が色々ある。

なにしろ伝説としてでなく、リアルタイムで出現している妖怪として話を聞いた人が多い現代のオバケなので、口裂け女の話をすると、自分が聞いたのはこうだっ た、という具体性を持った反応が戻ってくることがとても多いのだ。この種の生情報は、自分ではオバケに遭遇したことがない私にとって、何にも勝る宝であ る。ありがたいありがたい。

その中から、今回は義妹からもらったメールに出てきた情報を紹介する。

大学に流言の権威といわれている変わり者の先生が「口さけ女」の研究をライフワークにしていました。そこで私も興味本位でいろいろ調べていたのですが、噂の発生の地は「岐阜」という説が有力なようです。

先生は学生に「いつごろこの噂を聞いたか」というアンケートをよくやっていましたが(それを書くだけで単位をくれるとの噂だった)、どうも「岐阜」のあたりが一番早かったらしいのです。

なぜそんな噂に? という原因ははっきりはしないのですが、その頃岐阜でバスが崖から転落した事故があったそうなのです。どうやらその事故で顔に傷を負った女性がいたのでは…との噂。あくまで噂ですが。


それが気がつくとカマを持っているとか、バイクより早く走るとか(メカか?)、実は3人姉妹だったとかよくわからない尾ヒレがどんどんついていったのですね。

ちなみに茨城県北部にいた私は小学校3年生の3学期(昭和53年?)に知りました。集団下校とかさせられたんですよ、その噂によって。その後テレビなどにも取り上げられるようになり全国区となったんですが、今ならもっと早くメディアにのっかってしまうんでしょうねえ。

とまあ、こんな具合である。

「バス転落事故説」が本当だとすると私の「口裂け女花粉症説」はあっけなく否定されてしまって残念だ。しかし、口裂け女に遭遇しないように集団下校させられる 小学生がいたというのはすごい。いったい茨城県北部の大人たちは何を考えていたのだろうか。そんなことをすれば、子供たちがますます妖怪の存在に確信を持つだけではないか! 

あきれたものである。まさかとは思うが、大人も怖かったのだろうか。



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