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宇宙人

オバケ度…
70%〜90%  
特定状況で「出る」  ? 相手無差別に「出る」  ○ 
会話は不可  △ 独自の論理   ○
異形の姿   ○

ほんとにいるのか、宇宙人?

今やキャラクター商品まで出るほど有名になった、三角頭と昆虫眼が印象的な現代のオバケである。主に北米大陸に現れる。

円盤に乗って地球に飛来する。放牧中の牛の血を抜く。麦畑に大きな図形を描く。人を誘拐して鼻の穴の中に金属片を挿入する。砂漠に穴を掘って地下基地を作る。アメリカ政府と秘密の取引をする。

墜落事故で瀕死の重傷を負った三角頭の乗組員が捕獲され、地球人の医師が手当したこともあったという。そのときの円盤が、いまだに米国空軍基地に隠してあるという話も聞く。

彼らが何を目的としているのかは不明である。地球の危機を人類に知らせようとしているのだとも、単なる科学的観察のためだとも、物見遊山だとも、侵略目当てだとも言われる。



不明なのは目的だけではなく、彼らの故郷もそうだ。異次元の世界から来たとか、彼らはこの世界を創造した神的存在であるなどという説がある。早い話が、「宇宙人」という名が便宜上ついてはいるものの、本当は何ひとつわかっていないのだ。

一昔前までは、宇宙人と言えば「タコ型の火星人」と相場が決まっていたものだが、彼らはすっかり第一線を退き、今は断然ミステリアスな魅力を持つスーパース ター、三角頭の時代である。何度も映画出演を果たしているし、テレビの特番にも年中出ているし、本も数え切れないほどある。なんともパワフルな活躍ぶり だ。

もうひとつ、忘れてはならない特徴がある。このオバケには副産物があるのだ。

三角頭信奉者(ビリーバー)の中に、ものすごくオバケ度の高いと思われる人間が多くいるのだ。長くなるので詳しくは書かないが、オバケの条件をフルに満たしているとしか思えない、独自の論理と奇妙な行動が目立つ人々である。

新たなオバケを創出するほどの力のあるオバケ。これは数あるオバケの中でも大変珍しい性質だ。三角頭の今後の活躍がとても楽しみだ。





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